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なぜ子どものサッカーが上達しない? 上達を妨げる原因トップ3と家庭でできる対処法

「頑張っているのに伸びない…」と悩む保護者へ

「練習には真面目に通っているのに、なぜか試合でうまくいかない」 「周りの子はどんどん上達しているのに、うちの子は変わらない…」

そんなふうに感じている保護者の方はとても多いです。ですが、実はお子さんの努力が報われないのは“頑張りが足りない”からではありません。むしろ、努力の方向性がズレているだけというケースがほとんどです。

サッカーはチームスポーツであり、個人のスキルだけではなく「どうチームを助けるか」「どんな判断をするか」が求められる競技です。だからこそ、ボールをうまく扱うだけでは上達しきれないのです。

この記事では、サッカーの本質を理解し、上達を妨げる3つの原因と、家庭でできるサポート法を紹介します。お子さんの伸び悩みを“止まり”ではなく“成長のサイン”として捉えられるよう、視点を少し変えてみましょう。


サッカーの本質は「ゴールを複雑に奪い合う」スポーツ

サッカーは、ただゴールを狙うだけのシンプルな競技ではありません。22人の選手が、1つのボールを奪い合いながら、瞬間瞬間で最善の選択をし続ける“思考のスポーツ”です。

ドリブル、パス、シュート。どのプレーも、「どうすればゴールを奪えるか」という目的のために存在しています。単に技術を磨くだけではなく、「この場面では何が最適か」を考え続ける力が、試合で結果を出すための鍵となります。

つまりサッカーの本質は、状況を読み、判断し、行動する力(=サッカーIQ)にあります。どんなにボールタッチが上手でも、試合中にその力を使いこなせなければ、プレーは生きません。上達とは、技術と判断の両輪が噛み合って初めて進化していくものなのです。

この“考える力”を育むのは、グラウンドだけではありません。日常の中での声かけや、試合の振り返り、サッカー映像を一緒に観て話す時間も、立派なトレーニングになります。


上達を妨げる原因トップ3

ここからは、多くの子どもがつまずく3つの壁を紹介します。どれも「頑張っているのに結果が出ない」と悩む子どもに共通するポイントです。

1. ボールの扱いばかりで、周りが見えていない

リフティングやドリブル練習は、子どもにとって達成感があり、やればやるほど“上手くなった気”になれます。ですが、試合で大事なのは「状況を読む力」。いくらボールコントロールが上手くても、味方や相手の位置を見られない子は、試合で活躍できません。

親としては「自主練をもっと頑張らせよう」と思いがちですが、練習の中身を見直してみてください。例えば「次にパスを出す相手を探す練習」や「スペースを見つける練習」など、周囲を観察する習慣を意識的に取り入れると大きな違いが出ます。

2. フィジカルに任せて、ただ走っているだけ

足が速い、体が強い。それだけで小学生のうちは試合で目立てることがあります。ですが、中学・高校と進むにつれ、走るだけでは勝てない現実にぶつかります。なぜなら、体力だけに頼るプレーは、相手のレベルが上がると通用しなくなるからです。

本当に強い選手は、”走る前に考える”ことができます。どこに走ればチャンスが生まれるのか。どのタイミングでパスを受ければ良いのか。その一歩先を読む力こそが、プレーの質を決定づけます。これは、単に走り込みの量を増やしても身につきません。思考する練習が必要です。

3. サッカーIQを高める習慣がない

サッカーIQとは、“試合の中で考える力”です。技術や体力がある子でも、このサッカーIQが育っていないと、プレーの幅は広がりません。逆に言えば、IQを高めることで“サッカーが一気に楽しくなる”瞬間が訪れます。

判断力を磨くには、まず「なぜそのプレーを選んだのか」を考える習慣をつくることが大切です。試合後に「良かったプレー」「うまくいかなかったプレー」を一緒に振り返る。映像や図を使って、次の選択肢を考えてみる。こうした小さな積み重ねが、“考える選手”を育てる第一歩です。


グラウンドの外でも成長できる:オンラインサッカー塾IPPOの学び

サッカーIQを高めるには、グラウンドでの経験だけでなく、“振り返る時間”と“考える環境”が必要です。

オンラインサッカー塾IPPOでは、筑波大学出身のコーチ陣が、子ども一人ひとりに合わせて「考える力」を伸ばすトレーニングを行っています。画面越しに試合映像を見ながら、ポジショニングや判断の意図を整理する。自分のプレーを言葉にする。そうした”頭の中の練習”が、プレーの質を確実に変えていきます。

特に小3〜中1は、考える力がぐんぐん伸びる時期。オンラインだからこそ、家庭のリビングでリラックスしながら学べるのも魅力です。

もしお子さんが「頑張ってるのに伸びない」と感じているなら、それはサッカーIQを鍛えるチャンス。テクニックだけに頼らず、“考えて動ける選手”へと成長するきっかけをつかみましょう。


まとめ:努力の方向を変えれば、必ず伸びる

子どものサッカーが上達しないと感じたとき、焦る気持ちは自然です。でも、焦って練習量を増やしても、正しい方向で努力しなければ結果は出ません。大切なのは「何を、どんな目的で練習するのか」を一緒に考えてあげることです。

お子さんの成長には、“考える力”を育てる時間が必要です。もしそのサポートをしたいと感じたら、IPPOの体験レッスンをのぞいてみてください。プロのコーチと共に、「上手くならない原因」を一緒に見つけ、次の一歩を踏み出しましょう。

オンラインサッカー塾IPPOは、お子さんの「考える力」を育て、未来のプレーを変える場所です。

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