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FWが覚えるべき『オフサイドライン』攻略術

オフサイドが多くて悩んでいませんか?

「またオフサイドを取られてしまった…」
「せっかくパスが来たのに止められてしまった…」

そんな場面を繰り返すお子さんを見て、不安になったり、どう教えればいいのか悩んだりする保護者の方は多いと思います。

でも、オフサイドでつまずいてしまうのは珍しいことではありません。
ルールの意味や、どう対応すればいいかをきちんと理解すれば、少しずつ改善していくことができます。

この記事では、フォワードの子どもたちが「オフサイドを減らす」だけでなく、ゴールにつながる動きを増やしていけるようになるための考え方や工夫をお伝えします。

そもそもオフサイドラインとは?

オフサイドラインという言葉は聞き慣れないかもしれませんが、難しく考える必要はありません。
相手チームの最後から2番目の守備の選手がいる位置が、オフサイドラインになります。

そのラインよりも前に出てボールを受けようとすると、オフサイドという反則になります。

ただし、このラインは試合中ずっと同じ場所にあるわけではありません。
相手選手の動きに合わせて常に変化しているのが特徴です。

この「動くライン」を意識して、どう動くかを考えることが、オフサイドを減らすポイントになります。

タイミングの感覚を身につける

オフサイドでつまずいてしまう子どもは、走り出すタイミングが早すぎることがよくあります。
前に出ようとする気持ちが強いほど、フライングしてしまうのです。

ここで大切なのは、味方の選手がボールを蹴った瞬間に、まだ相手より後ろにいること。
つまり、パスがちょうど出るときに相手の裏に飛び出すくらいがちょうどいいのです。

保護者の方から見ても、タイミングを計るのは難しそうに見えるかもしれませんが、次のような意識を持つことで、子どもは少しずつ感覚を身につけていきます。

  • パスが出そうになったら、すぐに走るのではなく、少しだけ待つ
  • 自分の位置を確認しながら動く
  • 「味方が蹴る瞬間」にスタートを切るイメージをもつ

こうした動きを練習の中で繰り返していくことで、試合でも自然とタイミングを合わせられるようになります。

動き方を工夫して相手の守備をずらす

オフサイドを避けるためには、ただ我慢して動かないのではなく、動きに工夫を加えることも重要です。

たとえば、

  • 一度ラインより前に出るような動きを見せて、すぐに引いてパスを受ける
  • 守備の選手の横をゆっくり移動してタイミングをずらす
  • 一度止まってから急にスタートすることで、相手のタイミングを外す

こうした動きによって、相手の守備が迷ったり、少しでもずれたりすれば、その一瞬がチャンスになります。

保護者の方が見ていて、「今の動き、すごく工夫してたね」と声をかけるだけでも、子どものやる気につながります。

家でもできるサポートのしかた

オフサイドの感覚を育てるためには、ピッチの外でも“考える習慣”を持つことが効果的です。

試合や練習を終えた後に、こんな声かけをしてみてください。

  • 「さっきのオフサイド、どうして起きたと思う?」
  • 「味方がボールを蹴るタイミング、意識してた?」
  • 「次はどんなふうに動いてみようか?」

こうした問いかけを続けることで、子どもは“なんとなく”動くのではなく、“考えて動く”ようになります。
そしてそれが、オフサイドを減らし、試合での活躍につながっていきます。

よくある誤解と、乗り越え方

「オフサイドばかりで、うちの子は向いていないのかも…」と心配する保護者の方もいるかもしれません。

でも、オフサイドはほんの少しの工夫で大きく改善できるプレーです。
技術や体の大きさよりも、周りを見る力や、タイミングをつかむ感覚が大切になります。

そしてそれは、試合を重ねたり、練習の中で声をかけたりすることで、誰でも少しずつ身につけることができます。

焦らず、チャレンジを応援する姿勢で関わることで、お子さんのプレーは確実に変わっていきます。

まとめ:オフサイドは“成長のきっかけ”になる

オフサイドに悩むことは、決して悪いことではありません。
むしろ、動きの質を高めるチャンスだと考えてみてください。

  • パスのタイミングを感じる力
  • 守備の位置を観察する目
  • 動きを工夫する発想

これらを少しずつ育てていくことで、お子さんはオフサイドに強くなるだけでなく、より良いフォワードの選手へと成長していきます。オンラインサッカー塾IPPOでは、こうした“プレーの理解”や“考える力”をやさしく育てる練習を取り入れています。
「またオフサイド…」ではなく、「よし、今度はうまく抜けられた!」という成功体験を、一緒に積み重ねていきませんか?

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