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サッカーの「走り方」が下手?子どもの走り方に悩んだら

「なんだか走り方がぎこちない…」
「フォームがバラバラでスピードも出ない…」

そんな風に、わが子の“走り方”に対して気になることはありませんか?
サッカーの試合を観ていて、「もう少しスムーズに走れたら、もっと活躍できるのに」と感じる保護者の方も多いかもしれません。

けれど実は、子どもたちの走り方が変なのには理由があります。
それは決して、「運動が苦手だから」ではありません。

この記事では、サッカーにおける走り方のポイントと、保護者ができるサポート方法をわかりやすくお伝えします。

ただ、お子さんごとに体格も異なり一概には言えないことも理解した上で参考にしてください。


走り方が気になるのは「速さ」だけが原因じゃない

走るスピードやフォームの違いには、さまざまな背景があります。
「うちの子だけ変かも…」と不安になる必要はありません。

成長途中の“クセ”は誰にでもある

小学生〜中学生の時期は、体がどんどん変化していく時期です。
筋力、骨の長さ、柔軟性などのバランスが安定しておらず、ちょっと不自然に見える動き方をする子も少なくありません。

特に、身長が一気に伸びる時期には「走るときに手足がバラバラに動いてしまう」こともよくあります。

姿勢や腕の使い方が影響する

速く走るには、「足を速く動かすこと」だけでなく、姿勢や腕振りのバランスも大切です。
前かがみすぎたり、手が横に振れていたりすると、進む力をうまく生み出せません。

「フォームが変だな」と思ったら、足だけではなく体全体の動き方を見てあげると良いでしょう。

走り方はプレー全体に関わる

サッカーでは「ただ走る」だけでなく、ボールを持って走る・切り返す・止まる・再加速するなど、複雑な動きが求められます。

そのため、走り方のクセはプレー全体の安定感やプレースピードにも影響します。
「走る力」は、技術や判断と同じくらい、重要な土台なんです。


改善のポイントは「正しい姿勢」と「動かしやすさ」

フォームの改善には、トレーニングと環境づくりの両面からアプローチできます。

背筋と腕振りを整える

まず意識したいのは、姿勢をまっすぐ保つこと。
猫背にならず、少しだけ前傾姿勢を取れるようにすると、自然と重心が前に移動しやすくなります。

また、腕は前後にまっすぐ振ること。
ひじを軽く曲げて、「ひじから後ろに引く」意識を持つと、体が前に押し出されやすくなります。

この2点を意識するだけで、ぐっと走り方が安定してくる子もいます。

靴や服装もチェック

意外と見落としがちなのが、靴や服装の影響です。

・スパイクが足に合っていない
・ソックスがずれて気になっている
・パンツがきつくて動きにくい

こうしたことが、無意識のうちに“変な走り方”を引き起こしていることも。
まずは子どもが動きやすい環境かを見直してみるのも大切です。

筋力や柔軟性は“遊び”で補える

走る力は、筋力と柔軟性のバランスによって育ちます。
でも、難しいトレーニングは必要ありません。
鬼ごっこ、坂道ダッシュ、リズムジャンプ、ケンケンパなど、遊び感覚で体を使うことが一番の近道です。

「遊びの中で体を自由に動かすこと」が、最終的に良いフォームにつながっていきます。


親ができるサポートと声かけの工夫

走り方に関する悩みは、親がどう声をかけるかで、子どもの気持ちが大きく変わります。

否定しないで、励ます姿勢を

「なんか変だよ」「もっと速く走ってよ」
そんなつもりがなくても、言葉がプレッシャーになってしまうことがあります。

「走り方」=「自分の体の動かし方」なので、否定されると自信をなくしやすい部分でもあります。

まずは、

  • 「前より速くなってきたね」
  • 「あの走り出し、良かったよ」

など、小さな変化をポジティブに伝えることで、子ども自身が「走るのって楽しい」と思える環境をつくってあげましょう。

動画で“自分の姿”を客観視する

言葉だけでは伝わりづらい場合は、スマホで走っている姿を一緒に見てみるのも効果的です。

「ここで手が横に振れてるね」
「こっちの動画の方が動きがスムーズだね」

など、子ども自身が気づくきっかけをつくると、改善の意欲につながりやすくなります。

コーチに相談してみるのも◎

もし悩みが長引いたり、改善が難しいと感じたら、チームのコーチやトレーナーに相談してみるのも一つの方法です。

IPPOでも、走り方や動き方の指導を専門的にサポートしており、「フォームが良くなった!」「自信を持てるようになった」という声もたくさん届いています。


おわりに:「走り方」が変わると、プレーが変わる

子どもの走り方は、成長とともにどんどん変化します。
そして、その“変化の途中”だからこそ、保護者の見守り方や関わり方がとても大切です。

走る力は、ただのスピードではなく、自分の体をうまく使う力。
それがついてくると、プレーの幅も大きく広がります。

IPPOでは、フォームの指導はもちろん、子どもの自信を育てるための声かけや親子の関わり方までを含めてサポートしています。

「うちの子、走り方が変かも…」
「もう少しスムーズに走れるようになってほしい」

そんな悩みを感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
“走ることが楽しくなる”サッカー環境を、一緒につくっていきましょう。

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