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トレセン落選でも大丈夫!伸びる子のリバウンドメンタル

「がんばっていたのにトレセンに選ばれなかった」
「悔しがるわが子に、どんな言葉をかければいいかわからない…」

そんな保護者の方の声を、私たちは何度も耳にしてきました。
トレセン(トレーニングセンター)は、子どもたちにとって憧れの場であると同時に、“選ばれなかった”という経験が大きな挫折になることもあるものです。

でも、そこでどう関わるか次第で、その経験は「成長のきっかけ」に変わります。

この記事では、

  • トレセン落選直後に親ができる関わり方
  • 「リバウンドメンタル」を育てる3つのアプローチ
  • 落選経験を成長につなげる声かけや行動のヒント

を紹介します。子どもにとっても、保護者にとっても、“選ばれなかった経験”を意味ある時間にしていくためのヒントになれば嬉しいです。


落選後すぐにやるべきこと

感情と向き合い、切り替えられるようポジティブに捉える

選考結果が出た直後は、親子ともに気持ちが揺れるものです。
まず大切なのは、結果そのものよりも「どう向き合うか」に焦点をあてること。

感情を受け入れる

「悔しいよね」「落ち込んで当然だよ」
そう声をかけて、子どもの悔しさを無理に前向きにさせず、まず受け止めることが第一歩です。

「もっと頑張れば良かったのに」
「まだチャンスあるから気にしなくていいよ」
といった言葉は、今はまだ逆効果。
子どもの気持ちにしっかり寄り添うことで、心が落ち着く土台が整います。

前向きに次に活かせるような“対話”をする

感情が落ち着いてきたら、「何が足りなかったのか」ではなく「これから何ができるか」に目を向ける対話を始めましょう。

  • 「どんな選手が選ばれていたと思う?」
  • 「自分のプレーで通用した部分はあったかな?」

このような問いかけを通じて、子どもが自分で考える時間をつくることが、次へのモチベーションになります。

次の目標設定

「次は地域大会で○○を意識してみる」
「1対1の守備を磨く」など、“自分の目標”を具体的に言葉にすることで、心の切り替えがスムーズになります。

この3ステップを行うことで、「落選」がただの失敗で終わらず、「次の一歩」を生み出す材料になります。


リバウンドメンタルを育む3ステップ

立ち直る力は、日常の関わりの中で育てられる

「トレセンに選ばれなかったこと」を“終わり”にしないためには、失敗から立ち直る力=リバウンドメンタルを育てることがカギになります。

自分ならできるという自信をつける

「また頑張ればできるかもしれない」
そう思える感覚を取り戻すには、“自分で状況を変えられる”という実感が必要です。

そのために、日々の練習や試合で小さな成功を積み重ねること。
「今日はしっかり声を出せてたね」
「1対1でボールを奪えた場面、良かったよ」
と、できたことを具体的に伝える声かけが、自己効力感を回復する助けになります。

小さな成功体験を重ねる

成功体験とは、特別な結果ではありません。

  • 「苦手だった左足でパスが出せた」
  • 「試合中に守備での判断がよくなった」

こうした日々の成長に目を向けることで、“自分にもできる”という実感が少しずつ積み上がります。

仲間と一緒に高めあう

「自分だけじゃない」と思えることが、心を支える大きな力になります。
IPPOでは、同じような経験をしている仲間と気持ちを共有できる場づくりにも力を入れています。
仲間との対話や共感が、子どものメンタルに“安心”をもたらしてくれます。


親が避けたいNGワード集

励ましのつもりが逆効果になる言葉とは?

子どもを思うあまり、つい口にしてしまう言葉がかえって傷つけてしまうこともあります。

「だから言ったのに」

過去のアドバイスを持ち出しても、今の悔しさを肯定してはくれません。
責められていると感じ、自己否定につながってしまうことも。

「他の子はもっとやってたよ」

比較されると、自信が失われるだけでなく、自分の努力まで否定されたように感じてしまいます。

「選ばれなくてよかったよ、忙しくならなくて」

子どもの気持ちと向き合う前に“ごまかす”ような言葉は、本音を話しづらくしてしまう原因になります。

落選した直後は、とにかく“味方でいること”が何よりの支え。
「今はつらいかもしれないけど、一緒に次に進もう」と寄り添う姿勢を忘れずに。


おわりに:選ばれない経験は、選ばれる力を育てるチャンス

トレセンに落ちることは、決して終わりではありません。
むしろその経験をどう活かすかが、その後のサッカー人生を大きく左右します。

  • 感情に寄り添いながら、考える時間を与えること
  • 失敗ではなく、挑戦の一歩として受け止めること
  • “選ばれなかった”からこそ育つ力があること

それらを親として理解し、関わっていくことが、子どもがもう一度立ち上がる力=リバウンドメンタルを育てます。

IPPOでは、こうした「挫折の瞬間」に寄り添うサポートにも力を入れています。
一人では気づきにくい気持ちの整理や、次の目標への導きも、経験豊富なコーチ陣と一緒に歩めるからこそ実現できます。「選ばれなかった悔しさを、成長の糧に変えてほしい」
そう願う保護者の皆さま、ぜひ一度ご相談ください。
お子さんのリスタートを、私たちも全力でサポートします。

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