
「トレセンって、結局何が評価されてるの?」
今回は、千葉県サッカー協会の資料をもとに、
トレセンの目的や考え方を整理しながら、
“本当に見られているポイント”を紐解いていきます。
受かった子を見るとすごく上手そうに見えるけど、
落ちた理由はよくわからない。
そんな声はかなり多いです。
参考:https://chiba-fa.gr.jp/archive/2022/17tech/develop/class3_tc_outline.pdf
トレセンとは?千葉県の資料から見る仕組み
まず前提として、トレセンは何のためにあるのか。
日本サッカー協会はこう定義しています。
- 将来の日本代表選手となる素材の発掘
- 良い環境と指導を与えること
そして千葉県では、
- 基準を知る
- 原則を学ぶ
- チームを越えて高めあう
という考え方で運営されています。
ここで大事なのは、
トレセンは「今うまい選手を集める場」ではない
ということです。
実はここがズレている。よくある勘違い
トレセンというと、
- ドリブルがうまい
- 試合で目立っている
- 得点を取っている
こういった選手が選ばれるイメージが強いです。
もちろんそれも評価の一部ではありますが、
資料を見ていくと、それだけでは足りないことがわかります。
見られているのは、“プレーの中身”です。
ここを具体的に整理していきます。
千葉県の資料から見える「本当に見られている力」
千葉県のトレセン資料では、繰り返し出てくるキーワードがあります。
それが、
「目的」「原理原則」「判断」
です。
ここから見えてくるのは、次の3つです。
① プレーの「目的」を理解しているか
トレセンでは、
- 攻撃で何を目指すのか
- 守備で何を優先するのか
といった“目的”を理解してプレーしているかが見られています。
例えば、
- ただ前に蹴る
- とりあえずドリブルする
ではなく、
「なぜそのプレーを選んだのか」
が重要です。
同じプレーでも、
- 目的に合っているか
- 状況に合っているか
で評価は大きく変わります。
② 原理原則に沿ってプレーできているか
資料の中でも何度も出てくるのが「原理原則」です。
これは、
- 数的優位
- ポジショニング
- 優先順位
といった、サッカーの土台になる考え方です。
トレセンでは、
- どの位置で
- どんな状況で
- 何を優先するべきか
を理解しているかが見られています。
つまり、
どんな戦い方をするチームでも通用するプレーができるか
という視点です。
③ 状況に応じて「選べているか」
U-15の目標には、
「状況に応じてチームが勝つためのプレーを選択できる」
と明記されています。
ここが一番重要です。
- 同じプレーを繰り返すのではなく
- 状況によって選び直せるか
この差がそのまま評価になります。
技術の差よりも、“選び方の質”が見られている。
これがトレセンのリアルです。
■ 家庭でできること① プレーの理由を聞く
試合後の声かけが「結果」だけになっていませんか。
- ナイスシュート
- 惜しかったね
もちろん大事ですが、トレセンで見られているのは
“なぜそのプレーを選んだか”です。
だからこそ、
- なんでそのパスにしたの?
- 他にどんな選択があった?
と聞いてあげることが重要です。
正解を教える必要はありません。
子どもが自分のプレーを言葉にしようとすること自体に意味があります。
これを繰り返すことで、試合中の判断も変わっていきます。
■ 家庭でできること② ポイントを意識して試合を見る
試合を見るとき、ボールばかり見ていませんか。
実際に差が出るのは、
- ボールを受ける前の動き
- どこに立っているか
- 守備のポジショニング
といった部分です。
目立っていなくても、
- 良いポジションを取れている
- 正しい選択ができている
選手は評価されやすいです。
まずは、
「ボールを持っていない時間に何をしているか」
ここを見るだけで、見え方が大きく変わります。
■ 家庭でできること③ 判断する練習を増やす
判断力は、考えるだけでは伸びません。
選ぶ経験が必要です。
自主練が、
- リフティング
- 決まったドリブル
だけだと、“作業”になりやすいです。
そこで、
- 右か左かを選ぶ
- 突破かパスかを選ぶ
といったように、
選択肢のある練習を入れることが大切です。
ポイントは、
- 毎回同じ答えにしない
- 相手や状況を見て決める
ことです。
少し工夫するだけで、判断の質は変わっていきます。こういった力は、日常の中でも伸ばすことができます。
まとめ
千葉県のトレセン資料から見えてくるのは、
- 目的を理解しているか
- 原理原則に沿っているか
- 状況に応じて選べているか
というポイントです。
トレセンは、
「うまいかどうか」ではなく
「どう考えてプレーしているか」を見る場です。
IPPOでは、こうした
- プレーの目的
- 原理原則
- 判断の基準
を、サッカーの授業として整理して伝えています。
もしお子さんが、
- 技術はあるのに評価されない
- 何を意識すればいいかわからない
そんな状態であれば、
それは“考える力”が伸びるタイミングかもしれません。
一度IPPOの無料体験で、実際の授業を見てみてください。

