
1. ミッドフィルダーとは?チームをつなぐ“心臓”のような存在
サッカーで「ミッドフィルダー(MF)」と呼ばれるポジションは、攻撃と守備の両方をつなぐ中心。
ゴールを決めるフォワード、守りを固めるディフェンダー。そのどちらにも関わるのがミッドフィルダーです。
攻撃のときは味方にパスを出し、守備のときは相手の攻撃を止める。
そのため、走る距離も考える量も、チームの中で最も多いポジションだと言われます。
だからこそ、体力や技術よりもまず求められるのが「状況を読む力」。
相手も味方もよく見て、“いま何をすべきか”を判断できる選手こそ、真のミッドフィルダーです。
2. ミッドフィルダーに求められる3つの力
ミッドフィルダーで活躍する選手には共通点があります。
ここでは、その中でも特に大切な3つを紹介します。
①攻守のバランスをとる力
攻撃ばかりでも守備ばかりでも、チームはうまく回りません。
前に出るか、後ろに残るか。
その一歩を決める判断こそ、“チームを支える思考力”です。
たとえばボールを奪った瞬間、「すぐ攻めるべきか」「一度落ち着かせるべきか」を考えられるかどうか。
この瞬間的な判断の積み重ねが、試合の流れを大きく左右します。
②周りを見る力
ミッドフィルダーは、味方全員を見渡すポジションです。
ゴールを狙う味方、守備に戻る仲間、相手の位置。
どこにスペースがあるのか、次にどこが危ないのかを常に考えながらプレーします。
「上手くいかない子ほど、ボールばかり見てしまう」——これはよくあること。
でも本当に上手なミッドフィルダーは、ボールが来る前に状況を整理しているのです。
③味方を生かす力
華やかなゴールを決める選手の裏で、試合を作っているのがミッドフィルダー。
味方がプレーしやすいようにパスを出す、動きをサポートする。
自分よりもチームのために動けることが、ミッドフィルダーの価値です。
だから、ボールを持っていない時間こそ大切。
“次のプレーを予測して動く”という意識が、試合全体をスムーズにします。

3. ミッドフィルダーで活躍する子が持っている共通点
一言でいえば、考えることを楽しめる選手です。
「どうすればチームが良くなるか」「この場面で自分は何をするべきか」を考えることを苦にしない。
そういう子どもは、ミッドフィルダーとしてどんどん成長していきます。
“走ること・技術練習”も大切ですがそれだけでは、頭の中の整理が追いつかず、プレーが慌ただしくなってしまいます。
サッカーは動きながら考えるスポーツ。判断の速さや状況の理解力が磨かれるほど、自然とプレーは落ち着いていきます。
実はプロ選手では、「判断」をテーマにおいてトレーニングしていることが多いです。
常に、パス練習もシュート練習も、ただやるだけでなく「なぜこのプレーを選ぶのか?」を常に考えているのです。
その“考える練習”こそが、ミッドフィルダーをミッドフィルダーたらしめる力です。
4. まとめ:ミッドフィルダーは“考える力”が一番の武器
ミッドフィルダーは、サッカーの中で特に考える力が求められるポジション。
走る・蹴るだけでなく、常に全体を見ながら判断することが求められます。
だからこそ、「どうすればもっと状況判断ができるようになるか?」を考える時間が大切です。
オンラインサッカー塾IPPOでは、プレーの“考え方”を中心に学びます。
「どこに動けばいいの?」「この場面で何を選べばいいの?」
そんな迷いを一緒に整理しながら、“頭で勝つミッドフィルダー”を育てています。
チームで頼られる存在になりたい。
試合の流れを読める選手になりたい。
そう思ったら、ぜひ一度IPPOのレッスンを体験してみてください。
きっと、新しいサッカーの見方が見えてきます。

