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「サッカーを観るだけ」で上手くなる?子どもの成長につながる試合観戦の方法

プロの試合を“なんとなく観る時間”から“サッカーを学ぶ時間”へ

サッカーの上達=ボールを蹴ることだけではありません

「もっとサッカーが上手くなってほしい」

そう考えた時、多くの方が最初に思い浮かべるのは、チーム練習や自主練ではないでしょうか。

もちろん、実際に身体を動かしてボールを蹴ることは大切です。

しかしIPPOでは、それと同じくらい、「サッカーを観ること」も成長につながる時間だと考えています。

例えば、プロの試合を観ている時。

ボールを持っている選手だけを追いかけていると、華麗なドリブルやシュートには気づけても、

「なぜその選手がフリーになったのか」

「パスを受ける前に何をしていたのか」

「ボールを持っていない選手がどこへ動いたのか」

といった部分は、なかなか見えてきません。

実は、このボールが来る前の部分に、サッカーが上手くなるためのヒントがたくさん隠れています。

「好きな選手だけを5分間追いかける」だけでもいい

とはいえ、小学生や中学生に、

「今日はプロの試合を分析しよう!」

と言っても、少し難しく感じると思います。

そこでおすすめなのが、一人の選手だけを見る時間をつくることです。

例えば、好きなサイドバックの選手がいるなら、5分間だけその選手を追いかけてみます。

すると、

「ボールが逆サイドにある時はこんなところにいるんだ」

「味方がボールを持った瞬間にもう走り始めている」

「パスが来なかったらすぐに別の場所へ動いている」

など、普段とは違ったものが見えてきます。

これは特別な知識がなくてもできます。

最初は、

「ボールを持っていない時、この選手は何をしているんだろう?」

という一つの疑問だけで十分です。

親子で観るなら「解説」より「質問」を

ここで、保護者の方にぜひ意識してほしいことがあります。

それは、大人が全部解説しようとしないことです。

「今の選手はここに動いたから良かったんだよ」

「ここはパスを出すべきだったね」

と教えてあげることもできますが、それだけでは子どもは大人の答えを聞いて終わってしまいます。

それよりも、

「今、なんであそこに動いたと思う?」

「ボールを持つ前に何を見ていたかな?」

「自分だったらどこに動く?」

と聞いてみてください。

答えが間違っていても構いません。

「分からない」でも大丈夫です。

大切なのは、映像を見ながら自分なりに考えることです。

IPPOのサッカーIQクラスでも、映像を見てすぐに答えを伝えるのではなく、子どもたち自身に「なぜ?」を考えてもらうことを大切にしています。

自分と同じポジションを見ると、さらに学びやすい

試合観戦に慣れてきたら、ぜひ自分と同じポジションの選手を見てみてください。

フォワードなら、

「いつ相手の背後を狙っている?」

ボランチなら、

「ボールを受ける前に何回くらい周りを見ている?」

センターバックなら、

「ボールがない時に味方へどんな声をかけている?」

このように、テーマを一つ決めます。

そして次の自分の試合で、一つだけ真似してみる

ここまでできると、

観る → 考える → 試す

というサイクルが生まれます。

ただ試合を観て「すごかった」で終わるのではなく、自分のプレーにつながる学びに変わっていきます。

「何を観ればいいか分かる」とサッカーはもっと面白くなる

IPPOで子どもたちにサッカーIQを伝えていて感じるのは、サッカーの見方が分かってくると、試合を観ること自体がどんどん面白くなるということです。

以前ならシュートやドリブルにしか目がいかなかった子が、

「あ、今相手を引きつけたから味方が空いた!」

「この選手、ボールが来る前に後ろ見てる!」

と気づくようになる。

そして、その発見が次の練習や試合で、

「自分もやってみよう」

につながります。

サッカーIQは、机の上で知識を覚えることではありません。

観て、気づいて、考えて、実際のプレーで試していくこと。

その積み重ねによって、少しずつ「自分でサッカーを考えられる選手」になっていきます。

まとめ

子どものサッカーを上達させるために、必ずしも練習時間を増やす必要はありません。

週末に一緒にプロの試合を観る時間も、工夫次第で立派な学びの時間になります。

まずは難しい分析をする必要はありません。

「好きな選手を5分間だけ追いかけてみる」

そこから始めてみてください。

そして保護者の方は、答えを教える人ではなく、

「なんでだと思う?」

と、一緒にサッカーを考える人になってみてください。

IPPOでは、プレーのやり方を覚えるだけではなく、子ども自身がサッカーを観て、考え、自分で答えを見つけられる力を育てることを大切にしています。

グラウンドに立っていない時間にも、サッカーは上手くなれる。

試合を観る時間も、子どもの成長につながる大切な一歩にしていきましょう。

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